自由軒のカレー

仕事で大阪に行ったので、数年ぶりに「自由軒」でカレー。

入るなり「何人?」と訊かれ「1人です」と答えると
すかさずレジ(というより、帳場という方がしっくりくる)に立つおばちゃんが店内の混み具合を計算して席を指示。
フロアのおばちゃんが「はいこちらへどうぞ」と席を案内してくれ、すかさず注文。
注文はレジのおばちゃんがメモを取り、あがった料理はどこの席の注文か、次はどのお客さんか指示。
3人のおばちゃんが見事な連係プレーでお客をさばいてゆく。

奥のテーブルには、常連とおぼしきちょっとイイオンナ。
2台の携帯を代わる代わる操作しながら、いかにも「これが日常」という風にカレーを食べている。

テーブルで僕の向かいに座っていたのは、中国人観光客らしき父娘の2人組。
小学校にあがるかどうかといった年の娘は唐揚げ、父はカレー。
中国人観光客が溢れる道頓堀の、たこ焼きお好みラーメンではなく、自由軒のカレーというチョイスがシブい。

言葉も通じない外国の食堂で
こんな風に娘を連れて食事ができるっていいなぁ、としみじみ思いつつ
中瓶に名物カレー(並)のランチ。